こんにちは!
えんちゃん。ハウス優季です。
先日、とある新聞のトップ記事に目が釘付けになりました。
「近年増加の無痛分娩、東京都が費用補助へ…妊婦の負担軽減し少子化対策につなげる狙い」
この記事を読んで私が思ったことは
「このニュースを通して、より病院出産が主流になり、それ以外のお産の選択肢が見えない世界になってしまいそう」
という、寂しさに近い感覚でした。
今回の無痛分娩補助には、いくつか疑問を呈したいと思います。
①出産=痛いものなのか?
はい、私も、痛かったですよ!笑
そもそも、陣痛の痛みは、子宮が収縮して子宮口が拡がることや、骨盤を押し拡げて赤ちゃんが下降してくることによるものと言われていますが、
でも、それを「ただの痛み」と捉えない人がいたとしたら。
私も実際、痛かった気はするけれど、生まれたての赤ちゃんを抱っこした時に、一瞬でどこかに消え去りました。
要は、痛みよりも大きな喜び、幸せがあることで、痛みを忘れちゃったいうことです。
さらに、母体が中庸であることが大事なのですが、特に砂糖を多く摂取してきた人は、出産後の「後陣痛(コウジンツウ)」に苦しむ傾向があるという話も聞きます。
②痛みによってもたらされるメリットはないのか?
痛み=悪者、デメリットと思われがちですが、果たして痛みのメリットはないのか?
ご存知の方も多いと思いますが、陣痛によってオキシトシンというホルモンが母体から分泌されます。
オキシトシンは別名愛情ホルモンとも言われ、母性や母乳の分泌に欠かせません。
無痛分娩によって、このオキシトシンの恩恵を受けられなくなるのではないか?というのが私の最大の疑問点です。
※これについては、2月に助産師の先生にお会いして専門家のご意見をお伺いしてきます!また追記しますね。
③少子化対策と謳うなら、なぜ無痛分娩だけ補助がされるのか?
すでに北斗晶さんや倉田真由美さんもおっしゃっていますが、、、
全ての人にとって良いこと(All-Win)ではなく一部の人に良いこと、というのは気になりました。
小池都政の無痛分娩費用助成に北斗晶ツッコミ「私は普通分娩。他にやることあるんじゃねーか」
倉田真由美さん 東京都の無痛分娩費用助成に私見「子どもが生まれない国に明るい未来はない」
もちろん、妊婦さんと一口に言っても多様で、無痛分娩が本当に神の手助けになる方もいるでしょう。
なので、良い悪いを言うつもりは毛頭ありませんが、偏った支援やフォーカスが妊婦さんの選択にどういう影響を及ぼすのか?というのは気になるところです。
先日のインスタライブでもお話ししたのですが、
“一見すると面倒臭いことを手放した代わりに失っているもの”
が世の中にはたくさんあると思いますし、いまや陣痛もその一つなのではないでしょうか。
個人的な話になりますが、
私は長女の誕生時、自然なお産がしたくて横浜市青葉区の「バースハーモニー美しが丘助産院」でお世話になりました。
ネットで調べようとすれば、選べないくらい数多の情報に簡単に踊らされる時代。
どのお産が正しいというのはない訳だし、だったら自分がやりたい・感じたいお産を追求してみたいと思ったんです。
結果的に、
・赤ちゃんが産まれる時は照明を限りなく暗くしてほしい(赤ちゃんは視力が非常に弱く照明は刺激が強すぎるため)
・生まれてからすぐにへその緒を切らないでほしい。臍帯拍動が止まるまで待っていてほしい
・主人に立ち会ってほしい
と、願っていたバースプランも叶えていただき、出産後は玄米がゆを食べて、穏やかな気持ちで母体の回復にとことん徹することができました。
今回は自宅出産を望んでいます。
そして、誕生までの過程を1つのドキュメンタリーにしたい!
病院以外で誕生する方法もあるよ、
それにトライしたこんな妊婦と家族がいたよ、
そんなことを発信できたら良いなと思っています。
家族の起点でもある生命の誕生。
身を以て情報発信していきますので、ご興味ある方はぜひチェックしてくださいね^^
最後にご案内
長女の誕生時にお世話になった「バースハーモニー美しが丘助産院」の院長先生が、
著書「しあわせなお産にオキシトシン」を出版されることになりました。
2月2日(日)13:00〜15:00で出版記念イベントがあります。
とても温かく居心地のいい場所です。ぜひ足を運んでみてください♪
えんちゃん。ハウス
女将 優季